踏み躙られたので Scene5 2108の裁きと明くる日の目覚め

GM:はい、では君たちは物置に行きます。中は日用品の予備や掃除用具などが整然と並んでおりますね。はい、〈察知〉か〈観察眼〉、〈隠密〉で10。

サニー:〈隠密〉でAE無し。

ルナ:〈隠密〉素で。

ラーヴァ:がんばえー。

GM:どぞ。

ルナ:(コロコロ…) 大成功です!

サニー:(コロコロ…) こっちも。

GM:はい、では君たちは入った瞬間壁の色が一部違うことに気づきました! 其処に触れると棚が動き、階段が姿を現します!

ルナ:はやーい!

サニー:「隠し方雑だなぁ……あ、服とか鞄とかねぇかな、これで流石にゲート通れねぇわ」 キョロキョロしてます。

GM:作業服があるよ! ちょっとサイズ合わんかもだけど上羽織る分には行ける! そして早かったのでそのまま下まで降りられますね!

サニー:やったー! 帰りに拝借すっか

ルナ:「……後にして。いくわよ」 ピリピリー。

サニー:「そらそうだ」 【煙幕】取り出しながらついていきます

GM:――降りた先には、食品工場の入り口のような滅菌用のボックスが、そしてその先には【エアリス】と書かれたかわいらしい桃色の扉がある。どうやら地下はこの通路とエアリスの部屋以外は存在しないようだね。
滅菌して入る? 無視して入る?

サニー:チキンはどっちでも良いけど。

ルナ:するわけないよなあ!

ラーヴァ:ボクは殺さないって約束しちゃったから頼んだー。

ルナ:ズカズカと部屋に入っていくゾ!

サニー:逃げられないように扉閉めとく?

ルナ:あ、やっぱ扉を能力でぶち壊して入るわ。

サニー:あいよー、扉の先を警戒しておきます。万一があった時に肉盾になれるようにね。

GM:おk、君が乱暴に扉をぶち破り中に入ると……そこには、驚いた表情の少女と、同じく驚愕の表情を浮かべるオールバックの男性。そして、【今起こったことなど気にも留めない様子で元気に室内を走り回る10数名の少年少女】の姿があった。しかし、彼らの姿はどこかぎこちない。
――サニーは気付いていい。同類だ。室内の少年少女は、【人に酷似した外見こそしているが、中にあるのは間違いなく機械】だ、と。

サニー:「……ああ、人形ってこういうことか。こりゃ資料になるな、訊いといてよかったぜ。ダディの土産に良い」 コッコッコッ。

少女(NPC):「え……? あ、あなたは誰……?」

ランドルフ(NPC):「―――――ッ!!?」

サニー:「フリーズ。分かるか? 粉末散布で視界を奪う手投げ弾だ」
【煙幕】のピンに指かけて見せつけます。

GM:呆気に取られている、と言った様子の少女に対し、ランドルフは明らかに何が起こっているかを理解している様子だ。目の前の少女と、サニーの持つ【凶器】を見て、彼は完全に硬直する。

ルナ:「……望みどおり来てあげたわよ、【あなたの世界】にね」

ランドルフ(NPC):「なん……なんで君、が……」

少女(NPC):「あ、あの……お兄様、この方々とお知り合いなんですの?」

GM:ちなみに室内はそうだね、孤児院、或いは保育園を思わせる作りになっている。ポップな壁紙には子供の落書きが散見され、長机の上や床には玩具が転がっている。広さとしては上のリビングより少し広め、学校の教室1.5部屋分と言ったところだろうか。少女は12~3歳ですね、丁度ルナと同じくらい!

ルナ:はぁ^~

サニー:良い趣味してんなぁ。サニーアイで記録しとこ。おみやげおみやげ。

ルナ:ちょっとRPします。

GM:はーい。

ルナ:「――――今日はステキな日だったわ。エマが元気になって、二人で遊びにいったの」

ランドルフ(NPC):「…………」 額に汗を滲ませ口を開けたまま、動かないランドルフ。或いは動けないのかもしれない。

ルナ:「あのあと、私に内緒で私とエマの退院を祝う予定みたいだったの。あの子、隠し事下手だからすぐにわかっちゃったけど」
「……本当に、ステキな日【だった】わ。」
「こんな日にはアンタのようなクソバカは……」

「――――地獄の荒波に呑まれて死んでしまえばいい」

ルナ:【オルレ】使います。

GM:なるほど来たかー!先に言っとくと、対象は、【ランドルフ】【エアリス】【友達×3d6体】です。【手榴弾】等の【特殊武装】はこのうち2d6しか対象とできませんでしたが! 能力は別です! ってギミックを用意してたんですけどねぇ!!!

サニー:つまりー?

GM:つまり全員巻き込めます! 一応友達ロボットの数をば (コロコロ…) とりあえず8人!

ルナ:友達8人かあ……

GM:〈オルレ判定〉はサニーが部屋から出るならいらない。ただし出たら1ラウンドは入って来れない。

ルナ:〈オルレ判定〉するね^^

サニー:いいよ^^

ルナ:ありがと^^

サニー:まだ【悪運】残ってるからマジでなにも気にしなくていいよ、やれーい。

GM:はーい。

ルナ:(コロコロ…) はーい!

サニー:さっすがぁ。

ラーヴァ:ないすぅ。

GM:ダイスも4ねってさ! おら命中回避だ!

ルナ:【泥酔】【ライズ】。【ダメコン】10。

GM:対抗なし!

ルナ:命中いきます (コロコロ…) クリティカル!

それを確認してから、GMはNPCの判定を順に行っていく。全員使ったダイスはひとつだけだった。

GM:では全員倍差でーす。

ルナ:ダメージ出します (コロコロ…) 33! 死ねオラアアア!

GM:まず友達ロボですが30ダメージ喰らって全滅でーす。
そしてランドルフが31ダメージ喰らってHP-16! 瀕死からの【悪運】! (コロコロ…) HP5!

サニー:あ、復活した。

GM:で、エアリスは……まま、RPしましょうか!

ルナ:はい^^

サニー:スッとルナの背後に下がります。部屋からは出ません。邪魔なら横にもズレるけど……まぁいらんやろ並感。

ルナ:右手を前に突き出し、その手のひらから部屋中を飲み込まんとする勢いで大量の水を生み出します! 完全に頭に血が上ってるのでサニー君のことは考慮できてません! 独断で避ケテ!

サニー:サニーは跳躍して天井そばの壁に指突き立てて回避します。

ルナ:かっけぇ!

サニー:ロボはこういう時やりやすくてええなぁ。あとは好きにやってやでー。

ランドルフ(NPC):「な……くッ!!!」 君の力の強大さを知るランドルフはいち早く反応し、椅子から立ち上がり奥の部屋に逃げ込もうとする……否、しようとした。
……しかし彼は、すぐさま【とんでもない忘れ物】の存在に気づき、素早く踵を返す。そんな彼の目に映っていた光景は……

激流に飲まれる友達たち、なぎ倒される机や棚、そして―――【君へと助けをを求めるかのように手を伸ばすエアリス】の、【まるで信じていたものに裏切られたかのような絶望的な表情】だった。

ルナ:一切の躊躇をしません

サニー:「いいねぇ、いい傷付き方だ」 ちょっとだけ高い場所から見てます。

―――何もかもが思い通りになるって思ってた。
大変なこともたくさんあるけど、未来は明るいって信じてた。
辛いことの先には、同じくらいの楽しいことがあるって聞いていた。
だから、今日も頑張って生きていくつもりだった。好い1日だと笑って、ベッドで眠るはずだった。

エアリス(NPC):「(……ああ、やっぱり、現実なんてこんなものなんですね、お兄様)」
エアリス、HP-25。即死です。

ラーヴァ:あーあ。

サニー:まぁ耐えんわなぁ……これランドルフ君死んでた方が幸せだったろ。

ルナ:【悪運】は強制復活だから仕方ないですねぇ!

サニー:これ、元凶くん起こす必要ある?

GM:すぐ起きるからいらないよ^^

ルナ:はい^^

.

.

「――っは!?」

GM:バッと起き上がるランドルフ。どうやら彼だけは運があったようで、奇跡的に命を繋ぐことが出来たようだ。彼はぼんやりとする頭を奮い立たせ、立ち上がろうとし……地面につこうとした手が【何か】に当たったのを確認し、視線を向ける。

――そこにあったのは、手が、足があらぬ方向に曲がり、頭蓋を陥没させた、最愛の妹だった。その姿は、まるで【子供の癇癪にあい壊された人形】のようにも見える。

ルナ:部屋の水が引いていくのにあわせてパシャパシャと足音を立てながらランドルフに詰め寄ります。

サニー:「まぁ、地下なら水の逃げ場なんてないよなぁ? いい水槽だったぜ」 降りてきます。一応庇えるように少しだけ離れた位置取りでついてくよ。

ランドルフ(NPC):「ひッ……!?」 バランスを崩しその場に尻もちを突くランドルフ。その顔は水と恐怖と絶望に濡れている。

ルナ:「……あなた、人間には役割がどうとかって言ってたわよね」 距離をつめながらランドルフに語りかけます。

ランドルフ(NPC):「ば、化け物が! 来るな!」 後ずさりするランドルフ。

サニー:「レディ、動かない方がやりやすいだろ」 エアリスの死体をランドルフの後ろに放り投げて退路塞ぎます。

ラーヴァ:ひっでぇw

サニー:だってそこにあったから……

ランドルフ(NPC):「ひィ!?」 まるで穢れた物体を避けるかのように身を翻し……ランドルフはうっかりルナの眼前に身体を晒してしまう。

ルナ:「……わかってないようだから教えておいてあげるわ。今ある役割は、【裁く側】と【裁かれる側】、それだけよ」 ランドルフの頭上に水の塊を出現します

ランドルフ(NPC):「ま、待て! ぼ、僕が何をした!? 何か君から奪ったか!? 君を傷つけたか!? 一体何の目的で君はこんなことを!?」完全に混乱している様子のランドルフ。どうやら彼は本当に君が来た理由について心当たりがないようだ。

ルナ:「……初めて会ったときにも思ったけど、あなたホンモノのバカね」

ランドルフ(NPC):「だ、だってそうだろう!? 君に何のメリットもないじゃあないか! た、確かに最後に別れたときにはああ言ったが、たかが馬鹿にされたくらいで【どうしても】になるのか!? い、いくら下層民だといっても最低限の分別はあるだろう!?
そ、それとも君は自分がやろうとしていることの重大さが理解できていないのか!? 君が手にかけ、更に手にかけようとしている命は! ユグドラシルを黎明期より支えた偉大なる一族の末裔なんだぞ!?
上層の宝を君は奪おうとしている! この罪の重さが君にはわからないのか!?」

ルナ:「黙りなさい」

ランドルフ(NPC):「だ、黙れるものか! こ、こんな理不尽に負けてなるものか! 君は間違っている! 目を覚ませ!い、今ならまだ特別に、寛大な対処をしてやってもいいぞ!?」

ルナ:「目を覚ますのはアンタのほうよ、いつまで神様気取りを続けるつもり」 ランドルフの胸倉をつかんで顔を近づけます。

ランドルフ(NPC):「ぐッ……わ、わかってくれ! いやわかりたまえ! 命は平等ではない! 君たち下層の有象無象と、我らの命は等価ではないんだ! それが世界樹の摂理! この地のルールなんだ! ぼ、僕は君に同情すらしている! きっと君は何も知らず、教えてもらえる者もいなかったんだろう!
いいだろう! 僕は許そう君を! 君の理不尽を! 君の罪を!そして教育してやろう! この世界に生きる【人間】として、相応しい教育を! そう、君は選ばれたんだ! たった今! ……だ、だから……」


「―――お願いです、助けてください。」

ルナ:「……アンタは私の家族に手を出した、私はそれが気に食わなかった。
―――ただそれだけよ」 頭上の水の塊から何本もの水レーザーを放ちます。

ランドルフ(NPC):「ぱァ」 ランドルフは気の抜けたような断末魔を上げ、放たれた【裁き】に貫かれた。

GM:……かくして、君の第一の殺意(オモイ)は果たされた。これを【おめでとう】と祝福してよいのかはわからないが。

ルナ:「……ごめんなさい、待たせたわね」ランドルフの胸倉から手を離します。

サニー:「…………。チキンはまだ足りてないな。やっぱり乗って正解だった、いい勉強させて貰ったぜ」

ルナ:「そう、それならよかった」

GM:さて、一方その頃! ラーヴァ君! 君はどうする?

ラーヴァ:一緒におしゃべりしてる!

GM:わーい!

ラーヴァ:そうだよねーとか、わかる~とか言いながら部屋になんかないか探すよ。一応2人から殺したよって連絡あったら動くかな。

GM:はいでは、クロがいっつも虐めてくるとかランドルフさんが如何に優しいかとかエアリス様にお勉強おしえてもらっているとかクロがいっつもマウントとって姉御面してくるのがいやだとかいう話を聞けましたね。

ラーヴァ:やったぁ!「シロちゃんも苦労してるんだねぇ……ボクも上に姉がいるからよく分かるよ」 うんうん

ルナ:ほんとぉ?

ラーヴァ:「仲良きことは素晴らしきかな、だね☆」

サニー:コイツ適当言ってるぞ?

シロ(NPC):「う、うん……ありがと……そうだ、シロと坊ちゃま達は、これからどうなるの……?」

ラーヴァ:「安心して、すぐに合わせてあげるから」

サニー:『ヘイ、レディハーツ。こっちはすんだからチキンは少し着替えの時間貰うぜ。その間に頼むわ』 小声で通信ー。次アクションに行ってるだろうし、こっちもやることやるわー。

GM:そうだね、下が終わるまで待ってたなら第5アクションには入っていると思ってもらっていい。

サニー:ならサニーの第5アクションは、清掃用具を入れるような大きめの鞄を探しつつ着替えです。

GM:どうぞ! 2分もあるからしっかり準備出来るよ!

サニー:やったぁ! じゃあ汚れた服とかマスクを鞄に突っ込んで作業服と作業帽被ってお掃除ロボになるー。

ラーヴァ:「多分、そろそろ連絡あると思うんだけど……あっ、えっほんとぉ! やった!」と喜んだふりをします。

シロ(NPC):「!? え、ど、どうしたの……?」 ちょっとびっくりする。ちなみに耳は檸檬の影響で【普通には聞こえるけど超聴覚にはなってません】。

ラーヴァ:「シロちゃん! 無事、旦那さまが安全な所に逝けたって!」

ルナサニー:文字!

シロ(NPC):「! ほ、ほんと……!? よ、よかった……えへへ」 ぱっと顔を輝かせるシロ。笑顔がとってもキュートですね。

ラーヴァ:「やったね! じゃあ後はあの2人に会わないように旦那様の元に行かないとね!」

シロ(NPC):「うん……! えっと、それでどこに行けば……」 そういってすっと立ち上がろうとするシロ。

ラーヴァ:「任せて。今ボクが案内するから」 スッと立ち上がりシロちゃんのお腹に不意打ちで毒ビンに刺したメスをぶっ刺します。
「じゃ、逝こっか!」

サニー:クソムシぃ!

ルナ:ヒューーーーーーーー!!!!

GM:あ^~下腹部には【アーマー】ついてないなぁ! 【不意打ち】自動成功、更に毒に付けてたんでダメージ+1d6していいです!

ラーヴァ:【ダメコン】7で。

GM:どうぞ。

ラーヴァ:(コロコロ…) はい!

ルナ:ひえええ……

サニー:期待値ダイス1個ちょい越えてて草。6d6+7で出ていい数値じゃねぇ!

GM:あ、32ダメージ通って-22! 即死ですねぇ!

シロ(NPC):「あ……あ……? …………あ、ああ、ああああああ……!!!」 その場にへたり込むシロ。彼女の下腹部からはドクドクと血が溢れ出している。

ラーヴァ:「うわっ、妊婦のお腹切るのって変な感覚だなぁ……」

シロ(NPC):「や、やだよ……待って……行かないで……逝かないでシロの赤ちゃん……あああ……」 シロは震える手で自分からあふれる血を掬い、自分の胎に戻そうとしている。無論、そんなことに意味などないのだが。

ラーヴァ:「やっぱ、これだよね。前、エデンに来たときはこの顔見れなかったから少し不服だったんだー」

これは別のセッションでの話。ラーヴァは以前にも【エデン特区】に潜り込んで碌でもないことをしている。

シロ(NPC):「……助けて……助けてよ……シロを助けてよぉ! 死にたくないよぉ! 殺したくないよぉ! ……ああ、あああ……」
泣きながら君の足に縋りつこうとし、視界が定まっていないのかあらぬ方向を掴もうとしていますね。もしかしたら毒が回ってきているのかもしれません。

ラーヴァ:「え? 妥当でしょ。ほら、さっき取引って言ったのにボクが得るものが無いもないでしょ? その時点で交渉は決裂だよね☆」 ま、自分から取引の対象言ってませんけどね。
「でも、ボク君の旦那様に手出してないし、今から会えるし、これ約束守ったのでは……?」

シロ(NPC):「……あ、あ……や……だよ……喪いたく……ないよ……せっかく……這い上がれたのに……選ばれた……の……に……」

ラーヴァ:「は?」
「選ばれた? 這い上がれた? 失いたくない? なに甘っちょろいこと言ってんの?」あっ、そんなんだからこんな結末なんだね☆ざんねーん」きゃぴ

GM:……最後の言葉を聞き終えることなく、白髪の少女は息絶えていただろう。

ラーヴァ:「向こうで、最愛の旦那さまと……幸せにねっ」うるうる。

GM:やべえなこいつ。

サニー:今までのキャラと別ベクトルのキジルシ。

ルナ:サイコの教材になりそう。

ラーヴァ:「……さ、帰ろ帰ろ」

GM:さあ! 君たちの目的は遂げられた! だが帰るまでが暗殺だ! さて、どう帰る? ちなみに、この殺した終わった時点で5アクション使用してます。ルナはもうちょいこのアクション内でなんか出来るかも位。

ラーヴァ:どうする? 痴情のもつれ風に並び替えとく?

サニー:階層超えて死体動かすの面倒くせぇなぁ。着替えちゃったし。強盗殺人の方が楽じゃない?

ルナ:お坊ちゃまのご遺体にクレジットの束が入ってそうなお財布とかありますかね?

GM:ありまぁす!

ルナ:拝借していきます。エマの治療費と医者の口止め料だ、

サニー:チキンの鞄に突っ込んどくか~

ルナ:つっこむつっこむ~~~~

サニー:強盗なら謎の地下室とかも塞ぐ必要ねぇな。

ルナ:うむ! あ、【奇跡】切ったら完璧に足がつかないようになったりしませんかねえ???

GM:なりまぁす!

ラーヴァ:すごーい。

サニー:サニーは財布や汚れたもの全部ぶっ込んだ鞄抱えて、機械部分大半露出させて胸にレコーダー貼り付けて『清掃作業終了したため帰還します』とか適当ぶっこいてゲート通るかな。はいはい汚れたもの頂戴ー。

ラーヴァ:パーカー預けよ。

ルナ:汚れた服と借りたチキンマスクを預ける。

サニー:全部ポイポイ突っ込んでいきます。あと皮膚とかも全部剥いで入れる。

GM:では、そんな君達に連絡が入ってくる。通信の相手はバイブルだ。

バイブル(NPC):『セキュリティの機能が復活するまであと5分とちょっとだよ。そっちは大丈夫?』

ルナ:『……やることは終わったわ。今戻るところよ』

ラーヴァ:『さ、帰ろ帰ろー』

サニー:『当個体は清掃作業のため上層に派遣されました。単体派遣とするため、地区脱出ののち、数分ほど時間をおいて帰還します』

ルナ:「……あなた、そんな顔してたのね」 通信しながら変貌したサニーを見ます。

サニー:「そうだぜ? ヒトの顔ってのは再現がダルイってダディが言っててな」

ラーヴァ:「キュートじゃないなぁ」

バイブル(NPC):『オッケー。なら、悪いけど最後に30秒だけくれるかな?【室内のどこかに、今から言うマークを書いてきてほしい】んだ。赤いモノ……それこそ血なんかで書いてくれると完璧かな』

ルナ:「……鳥じゃないのね」 ちょっと残念そうにします。

サニー:「だからチキン被って……オーケイ。チキンがやろうか?」

ラーヴァ:「なに?わざわざ足付けるの?」 やるならちょうどそこに絨毯が2つあるね。

サニー:「チキンはパーツの一部だからセーフな。外部装甲だからな?」

ルナ:「そう……」

ラーヴァ:「いやアウトでしょ」

GM:バイブルは、【とある花を思わせるシンプルなマーク】を書くよう指示してきますね。なんでもこれはとあるテロ組織のシンボルマークだそうで、【彼らに今回の功績を譲ることになっている】とのことです。

サニー:はぁ!?

ルナ:やったーーーー!!!

ラーヴァ:なるほどなぁ。

サニー:はー! 皮膚手袋履いてペタペターってマーク書きます。チキンは知ってるかな!!?? てか今回のキャンペーンチキン標的コイツの縁者だし知ってるよな!?

GM:そうですね、知っている人ならこれが【ヒガンバナ】と呼ばれる花によく似ていると気づいていいです。

ルナ:花咲くような地域に住んでいないので知らないです。

GM:チキンは知ってます。これは【彼岸ノ牙】というヤベーテロ集団のマークですね! ボスの【リコリス】という少女は3層に渡ってデッドオアアライブで指名手配受けています!

サニー:ですよねー。
「…………」 ぬりぬりー。

ラーヴァ:「ふーん……ま、ボクが容疑者にならないならなんでもいっか」

GM:よし! これで今回の一件、君たちを疑う人はいなくなった!後は悠然と帰るだけだ!

ルナ:やったー!

サニー:「…………」 スッと立ち上がって乱暴に手袋脱いで鞄に叩き付けるように入れます。

ルナ:「……そろそろいきましょうか」 自分の上着を羽織らせたエマを背負います。

ラーヴァ:「はいはーい」

サニー:「…………」 殿でついていきます。

GM:では、君たちは目的を達し、首尾よく怨敵の居城を後にした。明朝イエーガー家惨殺事件が上層のトップ記事となり、更にその日の夕方には【彼岸ノ牙】を名乗るテロリストから犯行を示唆する声明文が3層のメディアに送られることになるのだが……それは君たちにはもはや関係のない事だろう。

――かくして、第一の殺意(オモイ)は遂げられ、【彼女】を中心とする物語は一旦幕を閉じる。特に語ることなどあるまい。これは踏み躙った者が踏み躙ったはずの者に踏み躙られた。ただそれだけの物語なのだから。

……いや、強いてあるとするならば。それは――

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―――グニパヘリルの奥の奥。ひっそりと佇む廃ビルの地下にある、クラブのダンスホールを思わせるフロア。そこに、4人の男女がいた。

「……ったーもう! マジでやりやがった! 信じられない……あああイラつくなぁ!!!」
青い長髪をたなびかせた女は【怒】り狂い、目の前のモニターを殴り、引き摺り落とし、踏みつけている。

「ハハハ! 【センリ】よ落ち着かないか。私たちはともかくお前はとうの昔にこの結末を見ていただろうに。なあ己(オレ)?」
「フハハ! 然り! それにしても奴らかなりの手練れと見た! これはなかなかやりがいがありそうだな、のう己(オレ)!」
そんな女を見て高らかに笑う筋骨隆々の2人の男。まるで鏡合わせの如く似通った容姿の2人の表情は、どこか【喜】んでいるようにも見える。

「ッ! ……なにがおかしいのよ【ジンゾウ】。見せたでしょあいつらの凶行を! そして【これから】をさぁ!!! 『やりがいがある』だぁ!?てめえのお気楽頭には一体何が詰まってんのよオイ!!!」

「ハハハ何を焦ることがあるか! 少なくとも此度に関して言えば相手方も相応に非があったのだ」「然り、因果応報というやつよな、少し痛快ですらあったぞ! フハハ!」

血走った目で男達に詰め寄る女を愉快そうにあしらう男達。白熱仕掛けた3人を、極彩色のシャツを羽織ったお気【楽】そうな男がヘラヘラと諫める。

「へっへっへ、まーまーお二方、盛り上がるのもいいけどよー、まずおいら達にはやらなきゃならねえことがあるんじゃないかねぃ?」

その言葉を聞いた女はぴたりと動きを止め、男達の顔からも笑顔が消える。

3人の様子を見た極彩色の男はくるりと彼らに背を向け、フロアの隅に目をやる……そこには、【黒い何か】がある。

「……さぁてリーダー。あんたの【目】にゃ、奴らがどう映ってる?」

男の問いに、膝を抱え項垂れた黒い何かはゆっくりと顔を上げる。……暗がりに居座るそれの全容ははっきりとしない、ただ、せわしなく動く【赤い瞳】と、真っすぐ虚空を見つめる【青い瞳】だけが、怪しく光っている。

「……【黒】です。真っ黒です。いけませんね……これはいけません。許してはいけません。ヤりましょう。お仕置きです」

「……へっへっへ! そーいうことで! おいら達も始動と行くさ。奴らをいっちょ更生(イキカエ)してやりませう!」
楽し気に笑みを浮かべる男は組んでいた両手を広げ、高らかに宣言する。

「――【悪い奴ら(バッドメン)】、活動開始ッ!!!」

――そう、強いて語ることがあるとすれば、【今回の物語を経て、三本の線が本格的に交わり出した】、ということぐらいだろうか。

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